わたなべ耳鼻咽喉科クリニック

〒348-0065
埼玉県羽生市藤井下組146-1
048-566-3387

診療案内

みみの病気

耳の病気は症状は同じでもさまざまな原因があります。
視診や検査を行い耳の病気の診断を行い、治療を行って行きます。

外耳道炎

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」と呼ばれる場所に炎症が起こる病気です。
治療は主に外耳炎になった場所を掃除して清潔にし、必要に応じて細菌・カビを抑える薬や炎症を鎮める薬などを使います。

外耳道湿疹

耳の穴の入り口付近に皮膚が、ガサガサしたり、ただれたり、じくじくしてくる状態をいい、かさぶたになって治って行きます。皮膚に刺激が加わり炎症を起こしてくることが原因です。
抗生剤やステロイドの軟膏を塗ることで通常良くなります。奥まで湿疹が広がっている場合には、ステロイドの入った点耳薬を使用することもあります。

急性中耳炎

急性中耳炎は、鼓膜の奥にある中耳に感染が生じた状態です。特に0~6歳の乳幼児に多く、風邪などの症状に伴って発症することが一般的です。治療では、患者さまの年齢、症状、鼓膜の状態を総合的に評価し、病気の重症度を判断します。中等度以上の場合は抗菌薬を使用し、軽症では経過観察とする場合もあります。重症の場合は、膿を排出するため鼓膜切開が必要になることがあります。発熱や耳の痛みには解熱鎮痛薬を併用します。

慢性中耳炎

急性中耳炎が治らず、鼓膜に穴が開いたままの状態が続き、耳漏を繰り返す病気です。症状には難聴や耳閉感(耳が詰まった感覚)が含まれます。治療では耳の洗浄や消毒、抗生剤の服用、点耳薬の使用を行い、感染原因となる細菌を死滅させ耳漏を抑えます。しかし、根本的に治すためには鼓膜の穴を修復する手術が必要な場合があります。

滲出性中耳炎

滲出性中耳炎は、中耳(鼓膜の奥)に滲出液と呼ばれる液体がたまる病気です。耳と鼻をつなぐ「耳管」が正常に機能しないことで、中耳に液体がたまります。治療は内服薬を用いる場合が多いですが、必要に応じて鼓膜切開を行うこともあります。

難聴

難聴は、耳の聞こえが一時的または恒久的に低下した状態を指します。原因は、耳内部や聴覚神経の障害に加え、加齢、耳垢、血流異常、騒音、遺伝、感染症など多岐にわたります。放置すると日常生活やコミュニケーションに支障をきたし、場合によっては認知症リスクが高まるとされています。

突発性難聴:治療期間が限られるため、副腎皮質ホルモン(ステロイド)などを用いた早期治療が重要です。重症例では症状に合わせて医療機関への紹介を行います。
低音障害型感音難聴:ステロイド薬、内耳血流改善薬、ビタミンB12などを用います。繰り返す場合は蝸牛型メニエール病との鑑別が重要です。
老人性難聴:老化に伴う現象で、治療による回復は期待できませんが、補聴器の使用が有効です。補聴器の使用には慣れが必要で、状態に合わせた調整とメンテナンスが欠かせません。

 
 

耳鳴

耳鳴は、実際には音がしていないのに音が聞こえる症状です。原因は、外耳から中耳、内耳、聴神経、脳に至る音の経路のいずれかの異常に起因します。特に内耳の蝸牛(空気振動を電気信号に変換する器官)の異常が多いとされています。また、耳の疾患以外に全身的な病気やストレスが要因となる場合もあります。

治療には以下が含まれます。
原因療法:中耳炎やメニエール病など、耳鳴の原因となる疾患を治療。
耳鳴抑圧療法:耳鳴そのものの改善を目指す治療法。

はなの病気

鼻の病気にはさまざまな種類があり、生活の質に大きな影響を及ぼします。急性や慢性の炎症、アレルギー、嗅覚の異常など、原因や症状は多岐にわたりますが、いずれも早期の診断と治療が重要です。これらの疾患に対して状態に合わせた対応を行うことで、快適な日常生活を取り戻すことができます。

急性副鼻腔炎

鼻腔がウイルスや細菌に感染し、鼻腔内に炎症が起きると、鼻粘膜が腫れ、鼻腔と副鼻腔をつなぐ細い道(自然口)を塞いでしまいます。
塞がれると、副鼻腔内で細菌が増殖し炎症が強くなるため、鼻づまり・鼻水などの症状が急に現れたり、副鼻腔に溜まった膿で顔が腫れて頬や目の奥などに痛みや圧迫感が出たりします。1カ月くらいで自然に軽快していきます。
1週間前後の抗生物質や炎症を抑えるお薬、又、局所療法としてうみを吸って鼻の中をきれいにします。

慢性副鼻腔炎

慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が長引き、症状が3カ月以上続く場合に診断されます。この病気は、副鼻腔に膿が溜まることから「蓄膿症」とも呼ばれ、進行すると腫れた粘膜がポリープ(鼻茸)を形成することがあります。
治療には、少量の抗菌薬を3カ月程度服用します。これでも改善が見られない場合は、それ以上の内服治療では効果が期待できないため、手術を検討します。また、必要に応じて去痰薬、抗アレルギー薬、点鼻ステロイド噴霧薬などを併用します。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、原因によって季節性と通年性に分けられます。季節性は花粉の飛散期間に症状が現れ、通年性は季節に関係なく症状が続きます。主な症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、かゆみなどです。治療や予防を行うことで症状を軽減し、快適な生活を送ることが可能です。

血液検査を行うことでアレルギーの原因を特定できます。治療法としては、抗ヒスタミン薬の内服や点鼻薬を用いるほか、患者さま自身で以下のような対策を行うことも重要です。

アレルギー原因物質を避ける

部屋の換気や掃除を徹底し、環境を改善する

嗅覚障害

嗅覚障害は、匂いを感じにくい、まったく感じない、異なる匂いに感じるなどの症状を感じます。風邪や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、加齢、頭部外傷などが主な原因です。症状は一時的な場合もあります、長期化することもあります。
原因に応じた治療が重要ですで薬物療法(ステロイド薬、点鼻薬など)、場合によっては鼻の手術を行うこともございます。

のどの病気

喉の病気は、日常生活や健康に大きな影響を及ぼします。軽症であっても放置すると重症化する可能性があるため、早期の診断と治療が重要です。

喉の痛み

喉に痛みを感じる場合は、早めの受診を検討してください。咽頭炎は軽症の段階で症状に合った治療を受けることが、重症化を防ぐために重要です。特に、飲み込む際に痛みを感じる方や、長期間続く喉の痛みがある方は早めにご相談ください。
咽頭痛には、扁桃周囲膿瘍や急性喉頭蓋炎など、呼吸困難や命の危険を伴う疾患が含まれる場合があります。そのような状態を防ぐためにも、喉に違和感を覚えたら早めに受診してください。また、食事ができないほどの強い喉の痛みや声がれがある場合は、なるべく午前中の早い時間にご来院ください。(総合病院での入院治療が必要になる可能性があるため)

急性咽頭炎、急性扁桃炎

急性咽頭炎は、いわゆる「のどかぜ」と呼ばれるもので、咽頭全体に炎症が生じた状態です。多くの場合、風邪を引き起こすウイルスや細菌への感染が原因となります。急性扁桃炎は、扁桃腺にウイルスや細菌が感染して炎症を起こし、腫れや膿が生じることもあります。

治療には、抗生物質、消炎鎮痛剤、うがい薬を使用します。また、炎症が強い場合には抗生物質の点滴を行います。症状の重症度に応じて、症状に合わせて医療機関への紹介を行うこともあります。

喉の違和感

喉の違和感や不快感は、咽頭炎や扁桃炎だけでなく、逆流性食道炎などが原因となる場合もあります。症状が長引く場合は、早めに受診し、症状に合った治療を受けることが大切です。

声がれ(嗄声)

嗄声とは、一般的に「声がれ」のことです。大きな声を出しすぎたときに一時的に声がかすれる急性喉頭炎、声のかすれが続く場合は、慢性声帯炎が疑われますが、声帯ポリープや喉頭がんが見つかるケースもございますので、声がかれている状態が続く場合は早めの受診をしましょう。

嚥下障害

加齢とともに、のどの感覚低下・喉の筋力低下が起きます。飲み込みが難しい、食事中にむせ込むなどの症状がある方は嚥下障害が疑われます。
嚥下障害は、栄養の摂取と誤嚥を防ぐという2つの側面から治療を行います。また障害の程度によって患者さまに合わせた治療法、対応をとっていきます。

口内炎

口の中の粘膜に起こる炎症を「口内炎」といいます。ひとくちに口内炎といっても、さまざまな種類があります。
口内炎ができた場合でも、1週間程度でなくなることが一般的です。
治療は症状に応じた対症療法が主となります。局所にはステロイド軟膏の塗布、痛みが強い場合は痛み止め、その他ビタミン剤やうがい薬などを使用します。

味覚障害

味覚障害は、味が分からなくなったり、味覚が鈍くなったり、通常とは異なる味を感じたりする状態を指します。薬剤の長期使用による「薬剤性味覚障害」や、血液中の亜鉛不足により舌の味覚を感じる細胞(味蕾)の新陳代謝が不十分となり発症することがあります。この場合、亜鉛の補給が効果的です。

まれに、舌にカビが生えて痛みを伴う味覚障害が見られることがあり、この場合はカビを除去する治療を行います。

めまい

めまいと聞くと、脳の異常を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、耳の異常によって起こるケースがあります。ぐるぐる回るやふわふわ・ふらつくといった回転性や浮動性のめまい、意識の遠のき、失神発作などが主な症状です。ほかにも難聴や耳鳴り、頭痛、意識障害、ろれつの回らなさ、手足のしびれなどが現れることがあります。なお、脳からめまいの場合は、速やかに医療機関へご紹介します。

メニエール病

メニエール病は、めまいや吐き気、難聴、耳鳴りなどを伴う発作が繰り返し起こる耳の病気です。原因は、平衡感覚を司る内耳(ないじ)にリンパ液が過剰に溜まることとされています。治療には、めまい止めの内服薬や点滴、利尿剤の使用が一般的で、必要に応じて抗不安薬やビタミン剤を処方します。また、ストレスの軽減、十分な休養、食事や運動、睡眠など生活習慣の改善を行い、症状の軽減を目指します。

良性発作性頭位めまい症

良性発作性頭位めまい症は、頭の位置を変えた際に突然めまいが起こる病気です。原因は、耳石が半規管と呼ばれる器官に入り込むことだと考えられています。治療には、抗めまい薬や循環改善薬、吐き気止めなどの薬物療法のほか、平衡訓練(リハビリや体操)が行われます。

前庭神経炎

前庭神経炎は、突然強い回転性のめまいが生じる病気で、吐き気や嘔吐を伴うことが多く、症状は1週間程度続くとされています。治療では、炎症を抑えるステロイド薬、抗めまい薬、吐き気止め、血流改善薬、ビタミン剤などを使用します。症状が重く、日常生活に支障が出る場合には、連携医療機関を紹介し、入院治療が必要になることもあります。

起立性調節障害

起立性調節障害は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、立ちくらみ、失神、動悸、頭痛などの症状を引き起こす病気です。立ち上がった際に血圧が急激に低下することで、めまいやふらつき、失神などが現れます。治療では、生活習慣の改善を基本とし、必要に応じて薬物療法を行います。

小児耳鼻咽喉科

大人の診療だけでなく、お子さまがかかりやすい耳・鼻・のどの病気の診療も行っています。中耳炎・アレルギー性鼻炎・花粉症・蓄膿症(副鼻腔炎)・扁桃炎といった病気が多く見られます。お子さまの場合、耳・鼻・喉の境界が不明瞭であるため、風邪から副鼻腔炎になったり、中耳炎になったりすることも稀ではありません。

小さなお子さまの場合は、自分で症状を訴えることができないため、いつもと少しでも様子が違うなと感じたらご相談ください。

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